「ピラティスは女性のもの」なんて、もう昔の話。近年では男性にも人気が高まり、体幹を鍛えたい・姿勢を改善したいと始める方が増えています。とはいえ、初めて挑戦する男性にとっては「何を着ればいい?」「着替えは必要?」と不安も多いはず。この記事では、季節ごとのおすすめウェアコーディネートから、初心者が気をつけるべき服装のポイント、着替えが必要な理由まで、男性が快適にピラティスを楽しむための服装ガイドをわかりやすく解説します。
男性がピラティスする時の服装は?
快適さと機能性、そしてスタジオやジムで浮かないスタイルを意識して、春・夏・秋・冬それぞれの男性のおすすめコーディネートを紹介します。
春のおすすめ:温度調整しやすい重ね着スタイルで快適に
春は朝晩の寒暖差が大きいため、温度調整しやすい重ね着スタイルがおすすめです。トップスは吸湿速乾性に優れたドライTシャツに、上から薄手のジップパーカーやトレーニングジャケットを羽織るのが◎。レッスンが始まって身体が温まったらすぐ脱げるので、体温調節が簡単です。ボトムスはストレッチ性のある七分丈のジョガーパンツやロング丈のスウェットパンツが動きやすく、春らしい軽快さを演出できます。カラーはネイビーやグレーなどベーシックな色に、グリーンやブルーを差し色にすると爽やかな印象に。ピラティスでは寝転がる動きが多いため、フードやファスナーが目立たないものを選ぶと快適です。足元は滑りにくいグリップ付きソックスを忘れずに。春は新生活の始まりでもあるので、清潔感と機能性を両立させたコーディネートが好印象です。
夏のおすすめ:吸汗速乾×通気性重視で涼しく快適に
夏のピラティスは通気性と吸汗速乾性がカギになります。トップスはメッシュ素材やドライ素材の半袖Tシャツがおすすめ。汗をかいてもすぐ乾き、汗冷えを防いでくれます。ノースリーブも可動域が広く快適ですが、スタジオによっては肌の露出を避けたい雰囲気もあるので、Tシャツタイプが無難です。ボトムスはハーフパンツ×レギンスのレイヤードスタイルが人気。脚の動きを妨げず、汗をかいても快適なままレッスンに集中できます。素材は軽量でストレッチ性の高いものを選びましょう。また、エアコンの冷えが気になる場合は薄手の羽織が1枚あると便利。色味は淡いグレーやアイスブルーなど、見た目にも涼しげなカラーを取り入れるのがポイントです。ソックスは必ず滑り止め付きのものを。滑るとポーズが崩れやすくなり、怪我にもつながります。動きやすさと汗対策を両立したコーディネートで、夏でも快適にピラティスを楽しみましょう。
秋のおすすめ:落ち着いた色味と保温性を意識したバランスコーデ
秋は気温が下がり始める季節なので、軽くて暖かい素材のウェアがおすすめです。トップスは長袖のストレッチTシャツや薄手のスウェット素材のトップスが最適。室内での運動なので、通気性と保温性を両立するものを選ぶと良いでしょう。インナーに吸湿速乾タイプのシャツを重ねれば、汗をかいても快適に過ごせます。ボトムスは伸縮性のあるロングパンツを選び、動きを妨げず、冷えから守ってくれる素材(ジャージや厚手レギンスなど)を意識しましょう。カラーはカーキ、ボルドー、チャコールグレーなど、秋らしい落ち着いたトーンが大人の男性にぴったり。グリップソックスは地味になりすぎないよう、アクセントカラーを加えるとスタイルにまとまりが出ます。レッスン前後の冷え対策としてコンパクトにたためるウィンドブレーカーやカーディガンをバッグに常備しておくのもおすすめ。秋は運動しやすい季節なので、快適さと落ち着きを兼ね備えたコーディネートでピラティスを楽しみましょう。
冬のおすすめ:冷え対策を意識した温感インナー×保温スタイル
冬のピラティスでは冷え対策が最も重要です。スタジオ内は空調が効いていても、ウォーミングアップ前の冷え込みやレッスン後の体温低下に注意が必要です。トップスは吸湿発熱素材(ヒートテックなど)の長袖インナーに、厚手のストレッチTシャツやパーカーを重ねるスタイルがおすすめ。フードのないタイプや、寝転がっても違和感のない柔らかな素材を選びましょう。ボトムスは裏起毛タイプのロングパンツやタイツ+パンツのレイヤードで保温性を高めます。カラーはブラックやネイビーを基調に、温かみのあるブラウンやオリーブを取り入れると冬らしさを演出できます。足元は保温性のある厚手グリップソックスを着用し、レッスン後すぐに羽織れるダウンベストやフリースジャケットを用意しておくと冷え知らず。寒い季節でも快適に過ごすためには、機能素材と着脱しやすいアイテムを上手に組み合わせることがポイントです。
ピラティス初心者の男性の服装で気をつけるポイントは?
ピラティス初心者の男性が服装で気をつけるべきポイントは、以下の5つです。スタジオや自宅など環境に関わらず、動きやすさ・安全性・清潔感を意識することが大切です。
1. 身体にフィットしすぎず、だぶつきすぎない服を選ぶ
ピラティスでは身体の細かい動きや姿勢が重要視されるため、インストラクターが体のラインを確認しやすいやや細身のシルエットが理想です。
大きすぎるTシャツやだぼついたスウェットは、動きを妨げたりマットに引っかかったりする原因になります。一方でピタピタすぎるウェアは初心者にはハードルが高いため、**「程よくフィットする伸縮性のあるウェア」**がベストです。
2. ジッパー・ボタン・フードのない服が◎
ピラティスは仰向け・うつ伏せなど床に直接寝転ぶ動作が多いので、フードや硬い金具が背中に当たると不快です。
できるだけシンプルなデザインで、フラットで柔らかい素材のものを選ぶと、快適に集中できます。
3. 動きやすいストレッチ素材を選ぶ
ピラティスでは脚を上げたり体をひねったりする動作が多いため、**伸縮性の高い素材(ポリウレタン混など)**のパンツが適しています。
デニムや綿のチノパンなど伸びない素材は動きを制限しやすいのでNGです。スポーツブランドのトレーニングウェアやレギンス+ハーフパンツなどが動きやすくおすすめです。
4. 滑り止め付きのソックスを履く
スタジオによっては裸足OKのところもありますが、グリップ付きのピラティスソックスを履くのが安全です。
床で滑るのを防ぎ、ケガのリスクも減らせます。特に初心者はバランスが崩れやすいため、ソックスのグリップ性は重要です。
5. 清潔感を意識しよう(ニオイ・汗対策も)
どれだけ運動機能に優れていても、汗ジミや体臭が気になると周囲の人に不快感を与えてしまうことも。
吸汗速乾素材のインナーや、抗菌・防臭加工されたウェアを活用しましょう。
また、着替え用のTシャツやタオルを用意しておくと、汗をかいても清潔感を保てます。
ピラティスするなら男性でも着替えは必要?
はい、ピラティスをする男性にも着替えは基本的に必要です。
具体的には以下のようなものを持っていくと良いでしょう。
- 吸汗速乾Tシャツ(レッスン用)
- 動きやすいストレッチパンツ
- グリップ付きソックス
- レッスン後用の着替え(Tシャツ・下着など)
- 汗ふきタオル
- 小さめのデオドラント or ボディシート
さらに、着替えが必要な理由も以下で詳しく解説します。
1. 汗をかくから
ピラティスは激しい有酸素運動ではありませんが、体幹を使った深い呼吸と全身運動により、じんわりと汗をかきます。特に慣れていない初心者の方や、温かいスタジオ環境では背中・脇・太ももなどに汗をかくことも多いです。汗をかいたままの服で帰宅すると、
- 風邪をひく
- 体臭の原因になる
- 服に汗ジミや菌が残る
といったデメリットがあります。
2. 清潔感を保つため
ピラティススタジオは他の利用者もいる共同空間です。汗をかいたままのウェアで長時間いると、周囲に不快感を与えてしまう可能性も。特に男性は汗のにおいが強くなりがちなため、着替えて清潔感をキープするのがマナーです。
3. 移動時に不快にならないため
汗を吸った服は、時間が経つほど体温を奪い不快になります。スタジオから駅や自宅までの移動中も快適に過ごすために、サラッとした服に着替えることをおすすめします。
4. レッスン後に予定があるなら必須
ピラティスのあとにカフェや買い物など外出の予定がある場合、運動後の服のままだと見た目も気になりやすいですよね。着替えてから出かければ、気分もリフレッシュできて一石二鳥です。
まとめ
春は重ね着で温度調整しやすく、軽快なスタイルを意識
ドライ素材のTシャツ+薄手パーカー、七分丈パンツが快適。
夏は吸汗速乾×通気性重視の涼しげコーデで快適さをキープ
ドライTシャツやレギンス×ハーフパンツの組み合わせがおすすめ。
秋は落ち着いたカラーと保温性を意識したバランススタイル
長袖トップス+ストレッチロングパンツで快適&動きやすさを確保。
冬は温感インナー+レイヤードで冷え対策をしっかり
吸湿発熱素材と裏起毛パンツなどを活用し、レッスン後の冷え防止を。
初心者男性の服装ポイントは5つ:
- フィットしすぎずダボつかない
- 金具・フードのない服
- ストレッチ素材
- 滑り止め付きソックス
- 清潔感のある服装と汗対策
男性でも着替えは必要!
汗やニオイ対策、清潔感の維持、移動時の快適さのために着替えは必須。Tシャツ・下着の替えやタオル、デオドラントを忘れずに持参しましょう。
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